スマホ診ラボ

オンライン診療 学び | 医師監修

オンライン診療の利用方法とメリット

目次
オンライン診療(遠隔診療)とは?
オンライン診療の利用方法と費用負担
オンライン診療における保険診療と自費診療(スマホ診の場合)
オンライン診療のメリット

オンライン診療(遠隔診療)とは?

オンライン診療(遠隔診療)とは、病院やクリニックに対面の診察を受けに行かなくても、スマートフォンやパソコンで遠隔で診察を受けることができる診察方法です。

そのため、オンライン診療は、自身の都合に合わせて自宅や職場等で診察を受けることができます。従来の通院と比べて病院やクリニックに行く時間や受付・診察・会計などの待ち時間が軽減され、忙しい人たちなど、より多くの人がストレスを感じずに手軽に治療を受けられることが期待できます。

このことから、オンライン診療は継続的な治療が必要となる慢性的な疾患と相性がよく、今後、高血圧症や脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、高尿酸血症などの生活習慣病や花粉症などのアレルギー関連の治療で浸透していくことが予想されています。

オンライン診療の利用方法と費用負担

オンライン診療は、予約から診察、会計までオンラインで完結することができます。

オンライン診療の利用方法は、

1.希望する日時にオンライン診察を予約
2.予約した日時にオンライン診察(ビデオ通話等)を受診
3.医師の診断とお薬の処方
4.クレジットカードでお会計
5.処方箋の原本が自宅へ届く
6.処方箋の原本を調剤薬局に持参し、お薬を受け取り

以上が一般的なオンライン診療の流れになります。

では、オンライン診療はいくらぐらいの費用負担で利用できるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
オンライン診療は、2018年4月の診療報酬改定に伴い、公的医療保険の適用が認められました。

同年の改定で新たに認められ新設されたオンライン診療関連の診療報酬は、「オンライン診療科」「オンライン医学管理料」です。
 ・オンライン診療料:1カ月につき70点
 ・オンライン医学管理料:1カ月につき100点
オンライン診療料は再診料(対面診察)の代わりに算定できるものであり、再診料は現状72点となっているため、保険診療では対面診察と同等の医療費でオンライン診療を受けられることになります。

ただ、オンライン診療も他の診療と同様に、保険診療と自費診療を選択することができます。こちらについて詳しく説明いたします。

オンライン診療における保険診療と自費診療(スマホ診の場合)

保険診療か自費診療(または自由診療)かによって、オンライン診療を受診できる条件が変わってきます。
まずは、そもそも保険診療と自費診療(または自由診療)が一般的にどう違うのかを確認したあとで、オンライン診療において保険診療と自費診療がどのように異なるのかをみていきましょう。

1. 保険診療と自費診療の違い

保険診療
健康保険や国民健康保険の公的医療保険制度が適用される診療になります。
保険診療では、健康保険法と療養担当規則という法令に基づいて、どの診察や治療、薬剤の価格が詳細に決められています。「この治療は何円」という価格(診療報酬点数)があるため、病院やクリニックが勝手に価格を変更できないのです。
また、保険制度を利用するには、疾患に対してどういう治療ができるのか、何回まで薬剤の使用ができるのか等も詳細に決められています。
これは、万人が適切な医療を受けられるという“医療の公共性や公平性”に加えて、患者が窓口で支払う費用(1割または3割)以外は、公的機関が国民の税金から医療費を負担していることによります。
自費診療
一方「自費診療」とは、言葉の通り健康保険が適用されない治療全般のことを指します。
「自費診療」と聞いて思い浮かぶのは、美容整形や、美容皮膚科での医療脱毛、歯科診療のインプラント治療、AGA治療やED治療などではないでしょうか。
自費診療は、保険診療のような治療内容や価格の制限はありません。たとえば、インフルエンザの予防接種の費用が病院やクリニックによって金額が異なるのはこのためです。
ただし、この“自由”というのは、「なにをやってもいい」という意味での“自由”ではありません。
医師法や医療法に則った医療行為である必要があり、例えば、「医師がきちんと診察・診断し、処方する薬を決めなければならない」という制約は発生します。
また、自費診療の治療を受けた場合、その名の通り、患者は病院やクリニックが独自に設定した診療の金額をすべて個人が負担する必要があります。

しかしながら、自費診療は、保険診療では対応することができない患者のニーズに答えることができるため、社会や消費の2極化が進むに従って、様々な領域において利用する方が増えています。
病気の治療や予防など、身体生命の維持保全のための旧来の医療(保険診療)に限らず、美しく豊かな生活のための新しい医療の形を提供できるのも自費診療です。

決してどちらかの診療方法が良い悪いというわけではなく、治療内容や治療目的に応じて選択していく必要があります。
続いて、オンライン診療における保険診療と自費診療の違いを見てみましょう。

2. オンライン診療における保険診療と自費診療の違い

オンライン診療を実施するために満たさなければいけない要件はおおまかに以下の通りです。

保険診療の場合
・初診対面必須
・6ヵ月以上の対面診療を経て、オンライン診療の受診が可能
・対面による診療の間隔は、3ヵ月以内に限る
自費診療の場合
・初診対面必須
・初診対面以降(2回目から)は、医師の判断によりオンライン診療の受診が可能
・対面による診療の間隔は、医師と相談の上随時行う

このように保険診療と自費診療では、オンライン診療を利用するまでのルールが異なり、自費診療のほうがより“時短”や“手軽”などの患者のメリットを享受することができます。

当クリニックのオンライン診療サービス「スマホ診」では、患者様の通院負担の軽減を考え、自費診療を採用しております。
自費診療と聞くと先進性の高い医療や高額な医療というイメージを持たれる方もいますが、患者様に安全・安心にご利用頂くために、ご利用いただきやすい価格設定で、保険診療で認められている医療行為や医薬品のみを採用しております。
さらに、院内処方を採用することでオンライン診療後、決済が完了すればクリニック内でお薬を処方・梱包し、直接ご自宅にお送りすることができます。

オンライン診療のメリット

本記事でご紹介した内容をもとに、オンライン診療のメリットをまとめてみましょう。
以下の点が大きなメリットではないでしょうか。

ご希望の曜日、時間に受診できる
オンライン診療は予約制が一般的であるため、お待たせすることなく診察を受けたい日時に受けることができます。遠方の方やお時間が取れず来院が難しい方でも、スマートフォンやパソコンを通して医師の診察を受けることができます。

24時間いつでも予約可能
スマートフォンやパソコンから24時間いつでも診療予約することができます。
事前にWebサイト上で問診表を記入することが出来る場合もあり、時間の短縮にも繋がります。

通院時間や待ち時間がない
診療予約した時間に、スマートフォンやパソコンでビデオ通話に接続すれば診療開始です。来院の必要がなく、通院時間や病院での待ち時間もなくなります。

支払いはキャッシュレス
お支払いは、クレジットカードでの決済です。煩わしい窓口や会計機械での会計手続きや待ち時間もなくなります。

処方箋や薬が自宅に届く
院外処方の場合は、お薬の処方箋が自宅に届き、調剤薬局で薬剤の処方を受けられます。院内処方をしている病院やクリニックであれば自宅に直接お薬が届きます。


仕事などで忙しくて時間を取ることができず診察が受けられていない方ができていない方や、病院やクリニックに行くまでの時間や院内での待ち時間にストレスを感じて治療をやめてしまった方は、この機会にオンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者

つなぐクリニックTOKYO事務長
酒井 真彦 (さかい まさひこ)

【略 歴】
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、
早稲田大学ビジネススクール(MBA)修了
大手製薬会社、リクルートライフスタイル等で
医療・ヘルスケア領域の新規事業企画を担当した後、
医療法人社団ウェルエイジングにて
つなぐクリニックTOKYOの開院に参画

この記事の監修者

つなぐクリニックTOKYO 監修医師
MCS東京銀座クリニック 院長
知久 正明 (ちく まさあき)
【略 歴】
日本大学医学部大学院修了・国立甲府病院・国立循環器病センター・日本大学医学部循環器 内科・敬愛病院付属クリニック院長・MCS東京銀座クリニックを開業

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